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設立経緯

平成16年3月に多数の市民が参加した基本計画策定委員会で多くの議論を経て「調布市地域情報化基本計画」が立案されました。

平成16年5月には、地域情報化基本計画を現実に推進していくために「調布市地域情報化基本計画推進委員会」が設置され、「民・産・学・官」の連携と、それぞれの特色を活かした具体的事業を生み出しました。

そして、推進委員会での検討結果から、市民の主体的な基本計画の推進と実現を目的とし、市民有志により平成16年9月に「特定非営利活動法人調布市地域情報化コンソーシアム」(以下「CLIC」)が設立されました。

平成24年度に行った「調布市地域情報化基本計画策定後の取組状況調査結果」を受け、現在CLICを中心に行われている市民の手による地域情報化と、市が行う地域情報化事業の推進について、多くの技術の進歩と社会情勢の変化などを踏まえて課題を明らかにし、解決方法との今後の展開について取りまとた「調布市の地域情報化 これまでとこれから」(平成25年3月)で以下の通り、当協議会設立の必要性が認識されました。

〔以下、「調布市の地域情報化 これまでとこれから」より抜粋〕

平成16年3月の地域情報化基本計画策定後、推進委員会の設置、検討から市民の手により主体的に地域情報化を推進するためのクリックの設立、 市が進める地域情報化を検討するための地域情報化推進連絡会議の設置など、一連の取組の中で「市民の手による」地域情報化は進められてきました。

こうした取組により、「市民の手による」地域情報化については、ある程度進めることができましたが、今後も継続的に「市民の手による」地域情報化を進めるためには、 何らかの仕掛( 仕組) が必要です。

地域情報化基本計画の中では、「市民の手による」地域情報化を発展させるための条件として何点かが挙げられています。そのうち、「調整機関・組織」については、クリックが設立され、市と地域情報化に関連する団体をつなぐ役割を果たすなど、すでに実現しているものもありますが、全てが実現しているわけではありません。

例えば、市民が自らの手による地域情報化を目指した構想や計画を自律的・主体的に作り上げていくために「公論・討論の必要性」が挙げられていますが、誰もが自由に参加し、今後の地域情報化について議論できる「場」は設置されていません。

また、市では、推進連絡会議を設置し、地域情報化を推進するため、関係各課と情報交換を行う場を設けていますが、クリックを含め、市民、事業者、教育機関等との連携は行われていませんでした。


 そのため、クリックにより市民、事業者、教育機関等が今後の地域情報化について自由に議論する「場(=当協議会)」を設置し、情報提供、意見交換を行います。クリックは、議論の「場」においては、中立、公平な立場から参加者の合意形成や相互理解をサポートする役割を担います。

クリックは、議論の「場」で話し合われた内容を市と共有するとともに、市民の手による地域情報化の取組として、市に協力を求める必要がある場合には、 依頼を行うこととします。市では、クリックから依頼があった場合には、市としてどのような対応ができるのか、推進連絡会議での議論を通じて検討することとします。さらに、推進連絡会議での意見や検討結果について、クリックを通じて議論の「場」へと情報提供を行うこととします。

今後は、この仕組により継続的に地域情報化を推進していくこととします。

このような検討・提言が行われたことにもとづき、平成28年(2016年)9月1日、当協議会が設立されることになりました。

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